2010年3月13日から22日の10日間にわたり、代官山 space Kにて『第3回ぱらぱらマンガ喫茶展・garden』が開催されました

space K はこんなおしゃれなとこ

夜は夜でこんなにオサレ

『ぱらぱらマンガ喫茶展』のマスターは毎度おなじみあしたのんきこと荒井知恵さんです。           
 彼女は今回、同時に船橋アンデルセン公園内子供美術館での『コマコマ展』にも出展中で、とんでもないスケジュールの中、すべてを取りまとめてくださいましたスッゲー!
 まぁ、かくいうワタクシも四国愛媛松山でのノッポさんミュージカルのスタッフで出張とか重なってたんですけど!
 すみません、ちょっと張り合ってみました。当方は、オマケみたいなもんなので、比べようもないと思われます。

 当方の出展はこちら『para mower』芝刈り機のぱらぱらですテレビを模した縦型ぱらぱらです

地味!


 いえ、コレだけではないのです。
 会場で、ひときわ異彩を放つ(というか場違いな)、このうさぎちゃんもです。

 ぱらぱら関係なくね?
 いいえ、あるのです。今から説明しますね
 今回のテーマは「garden」つまり庭です。庭と言ったら芝刈り機なんです。
 だから、芝刈り機にぱらぱらマンガがついてたらいいな、って思ったんです

 そしてこいつがその「ぱらぱらマンガ再生装置つき芝刈り機・『para mower』のおよそ1/5模型です

 このようなざっくりした仕組みで、車輪と連動してぱらぱらマンガが、芝刈り機を操作する人に向けて再生されるのです
 どうです、このメンテ性を考慮した構造。ぱらぱら感を出すために、画像部分は薄い塩ビで出来ており、上部の引っかかりでパタパタいいながらめくれてゆくのです。なお、ぱらぱら映像は飛び跳ねるウサギのシルエットです。ウサギと追っかけっこしながら芝刈り、って演出です
 ちなみに芝は刈れません。「本当に刈れるの!?」とお尋ねになった方がいらっしゃったので、念のため。

 意図といたしましては
 「ガーデニングが楽しくなるぱらぱらマンガ付き芝刈り機『para mower』のテレビコマーシャルが人形アニメーションで、キャンペーンとして今ならテレビCMの映像を利用したぱらぱらマンガをプレゼント中!」
 っていう、回りっくどい実にコンセプチュアルでマルチメディアな一品なのでございますよ、すごくね?どっちの意味も合ってないところが。
 でも説明しなくちゃわかんないのって、ダメですよね。他の方々のが単純にぱらぱらマンガを楽しめるものだっただけに、ガワに注力しすぎて肝心なぱらぱらマンガがイマイチなのは否めません、反省してます


 ちなみ表紙と中身はこんな感じ

 さらにロゴ


 せっかくですので、制作途中の画像なども紹介させてください。

 まずは芝刈り機『para mower』パラ・モウワー。mowerっていうハードコアミクスチャーバンドがいますが、あれは「刈りとる者」みたいな不穏な意味なんだと思います。
 左上から時計回りに●試作機→●ボディー完成に至る累々たる犠牲→●完成ボデー内部構造→●惨憺たる工作机
 地味〜にプーリーにかかるゴムのテンションとかギア比とか軸の位置関係とかを調整してるのが涙ぐましいです

 次にうさたん誕生秘話
 同様に●芯をスタイロフォーム(比較的高密度な発砲スチロール)で作成→●透けないようアクリル絵の具で塗装→●完成(写真の順番まちがえた)→●フェルトを植毛
 

会場でのようす
装飾担当の方が、気を利かせてまわりにウサギの切り絵を配してくれたのです


 そんな具合です。
 会場は、いいぐあいにのんびりした、放課後の教室みたいな感じでした。天気も怖いくらいに味方してくれて…と、申しますのも、20日夜から21日朝にかけて、関東地方は記録的な暴風雨だったのです。でも、開場時間の11:30には、うそみたいに快晴のうららかな日となりました。 
 他にも、雨らしい雨もなく、28人もいるから、晴れ男・晴れ女が何人か紛れ込んでたんでしょうねぇ。オイラかな。


 では、せっかくですから会場の様子も記録しておきます。


〜会場設営の様子〜
壁装飾用の切り絵をしたり、会場で上映するコマドリぱらぱらの撮影をしたり大忙しです


〜開期中の様子〜
ぱらぱらマンガは壁際に吊るしてあるのです
20〜22の連休中は、かなりの大入りでした、特に最終日の午後はもうギュウギュウ!
上の画像は、まだ余裕な時のものです

 そもそも、わりと名だたる人々が参加していて(総勢28名!)、それぞれがブログなどで紹介、さらには会期中にラジオで紹介されちゃってしかも場所は代官山のど真ん中!と、集客出来る要素がてんこもりだったのも幸いした模様
 ギャラリーオーナーも、あまりの盛況に驚いておりました。当然参加スタッフも感涙ものの驚きでした。


 中央の机は、ありがたい差し入れのおやつが毎日たんまり!な、喫茶コーナー
 ってのは成り行き上そうなっちゃっただけで、本来はワークショップのコーナーです
 子供たちが自主的にモリモリ制作してくれました。もちろん、大人の方々も積極的に参加してくださってなかなかのにぎわい。ラジオのパーソナリティーの方も取材に来てくださった上、ワークショップにも参加してくださったそうです


 詳しくは、ぱらぱらマンガ喫茶展 ブログをご覧ください。こちらには個々の作家さんと作品の解説が掲載されております。写真もたくさん!
 はじめからこちらに誘導しておけば良かったのか? ともあれ、さいごまで読んでくださり、ありがとうございました。
 前回と今回は丸2年空いちゃったけど、次回は早々にできるといいなぁ、と思ってます。今度は素直にぱらぱらに向き合う!

おまけ


ブログにも貼った、主催者荒井知恵様の勇姿!
すっかり片付け終わったギャラリーにたたずむ様子
その実、ギャラリーオーナーに物損ゴメンナサイメールを打っているとこ


某参加メンバーぱらぱら制作中のレア画像!
これ、打ち上げで主催者様に渡すサプライズ・プレゼントだったんよ
こっそりメンバー間でまわし描きしたのです
なかなかのチームワークでしょ


こちらもブログに貼ったヤツだけど、お気に入りの1枚
友人がうさを撮ってくれてるとこなんだけど


こういう風に見える。
白土三平の世界! けもの道はけわしいのだ…


淡白に終わります