魔法使い(東京書籍・英語教材DVD『Let's Listen!』 2011)




 中学生向け英語の文法を学ぶ教材のキャラクターをデザインさせていただきました。黄色〜1年生向き、初心者・青〜2年生向き、能動的に学習・赤(紫)〜3年生向き、総合的に学習 といったイメージです。初心者の魔女っこには黒猫のお供がつきます
 比較的得意な分野の作風/依頼です 後にも記しますが、クライアント様・制作会社担当様といろいろ相談して組み立ててゆきます
 今回は、キャラクターデザインとともに、簡単なアニメーションをさせる為の素材の作成をしました


 1年生キャラクターです 天の声が文法の解説をし、それを聞いて、視聴者と一緒に問題に答えてゆく、といったテイです。問題に答えるときには魔法を使います。問題の程度により、魔法のモーションも変化します。通常は左より3つ目のステッキを軽くかざす動き、重要な問題のときは右2つのような大きなモーションで派手めなエフェクトがかかります


 2年生キャラクターです 初心者の雰囲気はなくなり、能動的に問題に立ち向かいます。 空を飛んで登場します。ちなみに、1〜3年生キャラクター、それぞれ頭、バックル、ネックレスには1〜3のモチーフが飾りになっています


 3年生キャラクターです すっかり大魔法使いの風格です。 煙とともに、突然出現します。 まとめポイントでは究極魔法を使います


 解説シーンのイメージです。実際にはもっとずっと見やすく簡素なものになりました。 これは提案の一つで、魔法の古文書をイメージしています 


 舞台のイメージです。実際はもっと整理されたものになりました。 深い森の中の、魔法学校のイメージです。周囲を囲む植物の花は、学年に応じたイメージカラーを用意しました


 依頼当初のアイディア・ラフです。 以来当初より「1〜3年で徐々に成長してゆく」というアイディアがあり、左側9体はそのような対応になっています。 それとは別に、各学年で仕切り直すという意味合いからそれぞれ独立したキャラクターも提案しました。 宙に浮いている宇宙人モチーフや、よく見りゃなにかに似ている…?といったものまで、割と制限をかけず自由に描いたものを提案させていただきました


 進めて行くうちに、「魔法で学習してゆく」というイメージが固定し、「女性魔法使い」「男性魔法使い」「謎の超能力使い」の3点を提案しました


 そして「女性魔法使い」に決定し、ブラッシュアップおよび、素材に必要なポーズを描きだしてゆきます


 結果、各キャラクター20種類ほどのポーズ(口パク含む)を作成・背景、小道具などもデザインおよび作成をし、納品しました。 今回は、ポーズごとに1枚絵の作成ですが、簡単なアニメーション用に、手足や表情などがそれぞれ別パーツになったものの作成も承っております

 納品データ形式はフォトショップ、イラストレータ、フラッシュなど用途に応じて対応いたします