たぬき(ベネッセ「すっく・童謡ベストBOX』2009)




 身長23cmほど、両手および首が上下左右に可動するたぬきの子です。フェルト植毛で、柔らかな印象です。目はアクリルのボタンです。童謡「げんこつやまのたぬきさん」で「ぽんぽこぽん」と踊る関係上、手は長めに作成してあります。部屋が乱雑なのは、制作作業時には仕方のないものです。制作作業時以外も乱雑ですが。


 本番にそなえ、赤いマフラーでオシャレをして、移動手段の段ボールに乗り込むところです


 演技中です。共演は、全国的に有名なしましまの俳優さんです


 グリーンバックで演技し、後ほど布などで作った背景と合成しました。背景のデザインと工作も、当方がさせていただきました。操演は、「ひょっこりひょうたん島」!でも有名な光子館の方々によるものでした


 制作途中です。発砲材の芯に、フェルトシートを針で植毛して行きます。そのため、縫い目がない仕上がりになります。 ただ、扱いには多少気をつけないと、毛並みが乱れてしまうことがあります


 制作過程〜完成です。操作のギミックは、光子館の方に組み込んでいただく事になっていたので、この時点では胴体が中空となっており、腕が自由に動かせる・首が左右に廻り、取り外しできる、という状況です


 デザイン案です。デザインを進めて行くうちに、「まだ3歳くらいで、あまえんぼう」というような設定が決まってきて、外見や頭身が固まってきました

 この制作方法の良さは、なんといっても風合いの柔らかさだと思います。ただ、反面、扱いが割合デリケートなので、運用時には、フェルト植毛用の針が不可欠です。(あとは取り扱いが判る方。方法は簡単なので、すぐに会得できます) 植毛個所が汚れたり欠落するような事があっても、修復はとても簡単です。 また、デリケートとはいっても、そう神経質になるほどのものでもなく、実際に操演技ギミックを託した際当方はその場におりませんでしたが、なんのトラブルもありませんでした。 また、現在は当方が保管しておりますが、丸3年を経ても劣化は見られません。